CMNS
2012/05/3
こんばんは、モグケンです!
モグケン鍼灸院もお蔭様で開院3ヶ月が経ちました!
本当に感謝の気持ちでいっぱいです!!
今回はとある病気についてのお話です。
皆さまは『CMNS』という言葉はきいたことがありますか?
正式名は『Cevical Neuro Muscular Syndrome』
別名は『頚性神経筋症候群』という病気です。
慢性疲労症候群、むち打ち症、めまい、頭痛、うつ状態、パニック症候群、ストレス症候群、自律神経失調症、更年期障害の60%
が該当する症候群で、複数の疾患を合併している場合がほつんどだと言われています。
「頭痛、めまい、微熱、体がだるい、肩がこる、吐き気がする、やる気が出ないなどの不定愁訴」など
にも似た症状が多いため診断されるまでに時間が掛かり、複数の病院で受診を繰り返す患者さんも多いそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。http://medical-today.seesaa.net/article/37547393.html
首の後ろにある筋肉(僧帽筋、板状筋、頭半棘筋など)が原因だと言われており、特に鍼灸の先生方からは鍼が有効だ!
との報告が最近になってより多く聞こえてまいります。
モグケン鍼灸院でも現在治療している患者様の中にCMNSを患っておられます。
その一例を症例報告いたします。
年齢:30代
性別:女性
職業:OL
主訴:首から肩にかけて重くこわばった感じ、時々頭痛、めまい、吐き気
動作検査:前屈(+)、後屈(+)、左右側屈(+)、左右回旋(+)、起床時(+)、長時間の座位(+)
その他:仕事が激務で特に夕方から夜にかけて痛む。
医師よりCMNSと診断を受ける
腰にも緊張感がある(長時間のヒールの靴で歩くと腰にバリバリとしびれが走る)
昨年の大震災から体調を崩し蕁麻疹を発症。腫れは引いたが、左右手掌の肌荒れ(母指から小指全体)が現在も治らず。
整形外科や整骨院に通い電気治療等を受けたが、一向に良くならず、峰鍼灸院に来院。
自宅から通うのが困難の理由から、峰先生より紹介を受けモグケン鍼灸院に来院される。
治療部位:僧帽筋、肩甲挙筋、板状筋、斜角筋、後頭下筋郡など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:症状は辛いが、仕事の都合上で週一回のペースで治療
1回目:ペインスケール10→10 超敏感なため0.1番鍼、切皮で終了。
2回目:ペ10→9 表層筋が少々緩んだ。敏感肌は変わらず。
3回目:ペ10→8 僧帽筋が緩んだ。周囲筋は堅いまま。手掌の肌荒れが少し減った。
4回目:ペ10→4 中間層筋も緩んできた。頭痛が無くなった。
5回目:ペ10→5 治療が2週間空いてしまい、頭痛が少し戻ってきた。
6回目:ペ10→4 仕事をしていても頭痛や吐き気が無くなった。
7回目:ペ10→3 めまい、気がついたら無くなっていた。手掌の肌荒れも母指を残して綺麗になった。
2月末から始めて本日までの7回でかなりの改善が見られました。
CMNS(頚性神経筋症候群)は筋肉を解すことで改善がみられるみたいです。
特にトリガーポイントに当てることで著しい変化がありました。
これからも少しずつですが、症例報告もしてまいりたいと思います。
中野、東中野近くでお困りの方々はお気軽にご一報くださいませ。
モグケン鍼灸院
中川健