臨床症例③~膝痛~
2013/04/8
本日は膝痛の症例です。
年齢:30代
性別:男性
職業:鍼灸師
主訴:右膝痛
動作検査:正座ができない、ランニングができない、膝立ちができない、膝関節最大屈曲(+)、膝関節伸展(-)
その他:一ヶ月前に自転車に乗ろうとして、バランスを崩して転倒。両ヒザを強打。特に右膝で受け止めてしまい。当日はびっこを引いて帰宅。氷で患部を冷やし続けて、テーピングで固定し安静にした。右の脛骨粗面は腫れて若干水が溜まっている。痛みをかばったせいか、膝裏にも痛みが出ている。
治療部位:脛骨粗面周囲の膝蓋靭帯、半腱様筋・腱、膝窩筋、腓腹筋内側頭、ヒラメ筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
*実は中川が怪我をしました・・・(涙)
一回目:膝蓋靭帯のみ治療。膝裏の痛みが現れる。中川自身で治療
二回目:若林潤先生の治療。ランニングはできるようになった。
三回目:森田義之師匠、MTP研修生による治療。脛骨粗面の浮腫が減った。
四回目:若林潤先生の治療。脛骨粗面の浮腫がさらに減った。正座の痛みが少し軽減した。
ペインスケール10⇒5
中川の感想:膝の鍼治療はとても痛い!!痛いを知っていて自身に鍼を打つ勇気がなかなか出ず、臨床トリガーポイント研究会の皆さんに治療をお願いしました。でも、テーピングやアイシングでは痛みの軽減はできますが、痛みの根源は取れない・・・また、靭帯を痛めるとマッサージや低周波治療器では、全く効果がない。そして靭帯は、血流がとても悪い部位なので一度痛めると、治るのに時間がかかります。
やはり効果があるのは、痛みの根源(トリガーポイント)に直接当てられる鍼、そして特にトリガーポイントの「そこー!そこが一番痛いところ!!」に鍼を当てることで、抜群に効果がある、と自分の体を通して改めて確認が出来ました。
効果を確実に感じられるのは本当に嬉しいです!!!
本当に、トリガーポイント療法に出会えて良かったと感じました。
http://homepage3.nifty.com/yoshimuraryoji/
そして、改めまして仲間に感謝です!!
カテゴリー: 臨床症例集
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